温暖化とチョウ

温暖化とチョウ
ツマグロヒョウモン・・・メスは前ばねの先っぽが黒いので(端黒:ツマグロ)この名があります。晩秋、校内でも普通に見られるようになり、寒さに強くなったのかな?幼虫(赤い筋の入った毛虫)のエサはスミレ類ですが、栽培種も好みパンジーにも取り付きます。
温暖化とチョウ
ウラギンシジミ・・・はねの裏面が白銀色のチョウ(表は赤い斑紋:オス)。牛や羊の排泄物にも寄ってきました。幼虫のエサはマメ科クズの花や実など。荒廃地に多いクズで数を増やしているという話もあります。
温暖化とチョウ
ウラナミシジミ・・・はねの裏面が波目模様のチョウ。南方の温暖地から世代を繰り返しながら北上、秋に数を増やしますが、長野県では越冬できず死滅します。幼虫は小豆やいんげんのさやに入り込んで実を食べる害虫でもあります。

 今年の晩秋、農大の田んぼや畑でよく見られたチョウ3種(ツマグロヒョウモン、ウラギンシジミ、ウラナミシジミ)の紹介です。いずれも南方系の種類で、温暖化による北上・増加傾向が指摘されています。
 これらは、自分が学生だった頃の約30年前は長野県ではほとんど見られなかったチョウですが、ほ場を観察すると増えてる種類や減ってる種類など環境の変化が見て取れます。
 この先、害虫も含め見られる虫がどう変わっていくか気になるところでもあります。

長野県農業大学校 2018年学校案内