8月23日(水)、実践経営者コース1年生2名と農業経営コース2年生31名は、安曇野市にある株式会社JAアグリエール長野肥料事業部で研修を受けました。
同事業部は、BB肥料の開発、製造のほか、土壌診断を行っています。
BB肥料とは、バルクブレンディング肥料の略で、原料となる肥料成分の粒を物理的に混ぜたもののことを言います。製造が比較的簡単で、地域、JA、農家ごとに配合することもできます。
農家で使っている肥料で、赤色、黒色、白色などの肥料成分の粒々がきれいな肥料を見ることがありますが、あの肥料のことです。一方、化成肥料は原料成分に熱を加えるなどして1粒に複数成分を含む肥料のことで、製造コストが高くなります。
農家ごとに製造するには、一定の量以上となることが必要とのことですが、農家のコスト削減を考えた肥料とのことです。
事業所の概要などの説明を聞いた後、製造工場を見学しました。原料ストックヤードの広さ、原料を混ぜ合わせ、袋詰めされてくるその速さに驚きました。
また、年間数千点に及ぶ土壌診断も行っています。
県下の農地の土壌診断、肥料開発製造の拠点となっている同事業部を見学し、栽培の基本となる土づくりの大切さに気付くことができました。